タイプ別コスプレメイクのやり方 幼顔メイクor大人メイク

コスプレをする上で大人キャラ、 幼キャラ…もとの顔を活かしたメイクも逆をいくメイクも、コツをおさえれば男装・女装問わずどちらも楽しめるはず! 今回は同じウィッグ、カラコンを使って、二人のレイヤーさんに得意なキャラと普段と真逆のキャラを同時にメイクしてもらい、そのポイントを教えてもらった。
COSPLAY MODE Jan.2019

コスプレ幼顔× 幼顔メイク

ベースの形を活かす

カワイイ系が得意の音々さんは、幼顔メイクの際は基本的にはベースの形を活かしたメイク。テーピングも目の開きの調整用の額中央と、ほうれい線対策の頬を軽く引き上げるのみだ。

ふたえ幅は広く

ぱっちりおめ目にすべく、元のふたえ幅よりも広い位置にアイプチでふたえを作成。

ハイライトで形作る

眉上、目の下、まぶたの中央にハイライトを入れることできゅるんと目が丸い印象を作る。シャドウ・シェーディングは控えめ、ハイライトで凹凸を演出。

ミストスプレーで崩れ防止

ベースメイクの段階でパウダーを多めにはたき、ミストスプレーで 全体がしっとりするくらい保湿し、上から軽くティッシュオフすると皮脂くずれ防止に。

血色メイクで愛らしく

くま部分にはクリームチーク赤みを足して からベースメイク。そのほか、頬の高い所 に薄いピンク、その下に血色ピンクを入れ て立体感を出したり、オルチャンメイクのようなぼかしのあるリップメイクで自然な血色を作るとピュアでカワイイ印象に。

アニメカラーは後から足す

眉毛は茶色で描いておき、その上からカラーアイラインやシャドウで色を足す。マスカラもベース段階でカールアップベースだけしておき、最後にカラーマスカラをつけて仕上げる。

大人顔×幼顔メイク

茶色〜黒をメイクに入れない

通常、茶色ベースでメイクする人が多いが、あえて引き締め要素を一切入れないことによ り、ほわんとした雰囲気を作る。

オレンジとピンクで可愛さを錬成

引き締め色を使わないのに加え、ピンクやオレンジの血色メイクでさらにふんわり可愛らしさを演出。さらにその色幅の中で濃淡をつけることで立体感を作って、ぼんやりした顔になるのを回避する。

目はテーピングで開く

額や目頭部分をテーピングで物理的に引き上げることで、目元をパッチリ開きやすくし、表情自体が可愛らしくなるように工夫。

立体感はハイライトで形成

シェーディングしない代わりにハイライトを駆使して立体感を作るよ。

アゴはチークで存在感を殺す！

アゴ先にふんわりとチークを入れると丸い印象になり、シャープで大人っぽい雰囲気が緩和されるため、可愛くしたい時はアゴ先にほんのり赤みをプラス。

幼顔コスメ

❶プレイカラー アイシャドウピーチファーム(エチュードハウス)❷マスカラベース02(ファシオ)❸ラブ・ライナー リキッド(エム・エス・エイチ)❹リアル リキッドライナー(ダソダ)❺アイライナーペンシル BR681(インテグレート)❻カラーアイライナ 1ーL ライトブラウン(エスポルール)❼メルティクリームリップ (メンソレータム)❽チェリーモイスチャーリップグロウ(エチュードハウス)❾ディアダーリンウォータージェルティント(エチュードハウス) Matte Flat Velvet Lipstick(LA GirlCosmetics) クリームチーク ティント05(キャンメイク) カラフルドローイング ウォーターカラーチーク(エチュードハウス) パウダーチ ークスPW39 スミレパープル(キャンメイク) スポッツカバー ファウンデイション(資生堂) ダブルラインエキスパート(KATE) ATカラーアイライナー 01 ターコイズ(ドゥ・ベスト) TMカラーアイライナー アイスブルー(ラッキートレンディ) クーピー柄カラーマスカラ マリンブルー(クレアモード) メイクベースUV N(フィオライズ) リキッドファンデーション バニラ(ドーリーコスメ) プレイ101スティック Duo(エ チュードハウス) 化粧水ミスト N(雪肌精) ボディフレッシュパウダー(ミラノコレクション2015)

大人顔コスメ

❶ファンデーションブラシ25種❷VAVI MELLO バレンタインボックス( D H O L I C )❸アイブロー&ノーズシャドー BR631(インテグレート)❹マシュマロフニッュパウダー M L(キャンメイク )
❺テンションパクトパーフェクトカバー No.21(ミシャ)❻グレイシィ コンシーラー(インテグレート)❼リキッドアイライナー 3ディ
ープブラック(ドーリーウインク)❽リアルラスティングアイライナー 23hWP DB(K-パレット)❾ナチュラルカラーリップブライトアップ
(ニベア) アイトーク(コージー) 薬用リップスティック(メンソレータム) ボリ ューム&カールマスカラ(ヒロインメイク)

幼顔×大人メイク

輪郭、パーツの形はテーピングで形成

大きく形を変えたいわけではないけれど、 鼻先を上げることで小鼻が引っ張られて控えめな印象になるため、スッとした雰囲気にしたい時は鼻プチを愛用。

自前の二重は折りたたむ

ふたえがメイクの邪魔になる場合、写真はアイプチを使ってそのふたえを幅ごと折りたたんで消している。切れ長でシャープな印象になり、目の縦が縮まることで面長効果もアップ!
輪郭、パーツの形はテーピングで形成

もとがタレ目なのでツリ目にするため目元、シャープな輪郭のため頬をテーピング。ふたえは自前とは別に、裾広がりの上にあがったふたえ線を形成。そのベースを作った上からメイクしいく。

盛らない!薄く!!

盛れば盛るほど女の子らしさが増すので、物足りなすぎると思うくらいにメイクを薄く仕 上げる! 睫毛も邪魔にならない程度に軽く処理するのみ。マスカラはウィッグの色と揃える。

茶系シャドウで形作る

大人っぽさ、男性らしさを出すために色は主に茶系で構成。赤みが強くなるほど艶っぽくなっていくので、肌に合う色の中で雄み、大人みの強い印象を探してみよう。全体的にトーンは抑えめだが、唇だけは軽く中央に赤みを足す。すると自然で「生きている」感じの印象を与えることができる。

鼻筋、アゴはハイライトで強調

キュッと求心的な顔立ちの場合、大人っぽく男性的に見せる時には鼻筋、アゴなどにハイライトの強調を入れて「長く」「高く」見せよう。

大人顔×大人メイク

目の輪郭はシャドウで作る

アイラインを整えた後、キャラに合わせて下瞼のラインをシャドウで描く。この時、目の輪郭ではなく立体感のキワを意識するのがミソ。目尻から涙袋の下までの陰部分を描いて目の形をふんわり作り上げるのだ。涙袋を強調したい時はその下に入れて涙袋にハイライト、涙袋ナシでシャープにするなら下瞼すぐにシャドウの色をON。

シェーディングは太めのブラシで

写真は3色アイブロウシャドウをシェーディングにも愛用。太めのフェイスブラシを使って顔の陰や鼻筋、輪郭の要所要所に入れている。力むと凹む部分に陰色をのせている。

眉毛は点から線で「描く」

男装で骨格を無視した位置に眉を描く際、まぶたの凹凸が邪魔になるのでペンタイプではなく、パウダーを点置きしてブラシでつなげるのが簡単。その上から茶色や薄めのアイライナーリキッドで眉頭に毛を一本一本描き、アイブロウパウダーの一番薄い色で境目をボカすと自然。

地眉は赤みで消す

赤みの強いコンシーラーを平たいファンデブラシの端でぼかすと眉の剃り跡が綺麗に消せる。赤いリップやチークを叩き込んでからコンシーラーを乗せても◎。

顔のフレームになる毛は要所を点留め

もみあげ全部を貼ると不自然になりがちだが、ココは譲れないという数カ所だけをノリで固定すると、風が吹いても輪郭が大きく崩れず、かつ自然に髪がなびいてなちゅナチュラルな撮影ができる。