春らしく夏らしくロケ撮影ができなかったから百均【造花】でコスプレ撮影！

屋外撮影の醍醐味のひとつが、その時期や場所でしか撮れない季節感あるロケーション。
春の桜や秋の紅葉は、コスプレともマッチしやすくぜひ撮ってみたいテーマのひとつだろう。
2020年の春は残念ながら屋外撮影が行える状況ではなかった。
楽しみにしていた桜撮影を造花を使って、季節感ごと巻き戻してみたい。
撮影場所は部屋の中や屋上を利用した。
他にも菜の花や、アサガオ、ひまわりなどを使って、
こじんまりと楽しめる撮影法を紹介しよう。
COSPLAY MODE Jul.2020

造花で季節感コスプレ撮影！
造花を使って撮影する前に

チープな造花ならばボカして使うと便利
造花のクオリティがイマイチなときは前ボケに。
ボケるといい感じになるのだ。

花びらを散らすのは掃除できる場所のみ!
今回も桜の花びらを散らしたいところだったが、屋上なので断念…。

春の季節を表現できる造花は?

桜の枝と花

百均なら長さ30〜40cmのもの。
菜の花

束になった状態で100円。

造花で季節感コスプレ撮影！
いつでも春らしくプチお花見撮影

下から桜を入れて撮影

FILMING DATA
シャッタースピード:1/1250秒　絞り値:F5.6　焦点距離:130mm　ISO感度:250

春の代名詞である桜や菜の花を使って撮影。
この写真は桜の造花の束（20本）の前に立った被写体を斜め下から撮影。
手前には菜の花を前ボケに使っている。
造花は本物の花と比べるとチープな場合もあるので少しボカして使うのがポイント。
被写体の背後より手前に配置すれば、少ない量の造花でも違和感なく見せることができる。

スタンドの間にガムテープを使って菜の花を配置してみた

手前に配置すれば、百均の菜の花を5つだけでこの通り

上から桜の隙間から撮影

FILMING DATA
シャッタースピード:1/640秒　絞り値:F6.3　焦点距離:70mm　ISO感度:250

上から撮る場合、桜の隙間に被写体を入れるようなイメージで。

造花で季節感コスプレ撮影！
宅コスだって鮮やかな造花ひとつあればもっと華やかに!

宅コスでは生活感を消したいあまり殺風景な背景になりがち。
そんなときは小道具として造花を取り入れてみよう。
簡単&低予算にいつも違う宅コス写真に仕上がるはず。

宅コスを華やかにする造花は?

あじさい

色数が多くいくつか合わせることもできる。
バラ

定番の造花なのでいつでも手に入りやすい。

季節の造花は百均でいつ買える？
春：桜・菜の花・カーネーション・チュリーリップ
夏：あじさい・ひまわり・アサガオ・ハイビスカス
秋：コスモス・イチョウ・もみじ
冬：梅・椿・ポインセチア

造花で季節感コスプレ撮影！
夏の花との撮影は空気感が大事

夏の朝をイメージした色合いに!

夏の花であるアサガオはその名の通り朝に咲く花。
アサガオの造花を使って撮影するときは、ホワイトバランス（WB）を
「電球」など低めの色温度に設定し、写真全体を青っぽくしてみよう。
夏の朝の空気感が伝わる一枚に仕上がるはず。
アサガオの造花は6月以降に百均でも売られることが多い。
今回使用したものはAmazonで587円で購入した。

つる状のアサガオは使い方も幅広い。

WBを調整して青みがかった朝の空気感に。

ひまわり畑のような撮影もできる!

季節先取りのひまわりの造花を使って夏を表現したい。
ひまわりは青空との相性が抜群!被写体のまわりを囲むだけでスグに華やかになる便利な存在だ。
あまりキレイに並べ過ぎると違和感が出るので、花の顔をカメラに向けながら、
高さや奥行きがランダムになるよう配置しよう。

被写体のまわりを造花で囲んで撮影する。

夏の季節を表現できる造花は?

ひまわり

大きいので安価ではない。
1本980円ほどで購入した。

あさがお

代表的な夏の花。
必ず「朝」を表現しておきたい。

FILMING DATA
シャッタースピード:1/1000秒　絞り値:F4.0　焦点距離:70mm　ISO感度:250

造花で季節感コスプレ撮影！
まとめ

造花を「造り物」として写さないためには「前ボケ」がベスト。
もちろん人物よりも後方に置いてもよいが、基本的に人物の顔にピントが合っているので、それと同じ焦点距離には造花は置かない。
色温度までは気にしなくてもよいが、ホワイトバランスは調整してみよう。