コスプレ写真と相性が抜群！ めっちゃ動くシネマグラフ

コスプレ動画を作ってみたいけど、動画撮影はいろんな修正も難しいし、どうもハードルが高い…。それならば修正済みの写真を使えるシネマグラフを作ってみない?
COSPLAYMODE Jan.2020

使用ソフト：PhotoshopCC2019Windows

コスプレ・撮影・編集
ラブマツ

鎖音プロジェクトのリーダー。コスプレからCG加工まで自身が行うクリエイター兼パフォーマー。ライブステージのほか、MCやDJなど多岐に渡って活動している。Twitter@Matsu_Kusarine

コスプレシネマグラフの作り方 〜炎を出す〜

①素材を読み込む

Photoshopに素材を読み込み、レイヤーの鍵マークをクリックしてロックを解除しておきます。

②レイヤーを分ける

レイヤーを複製し、上のレイヤーを「front」、下のレイヤーを「back」とリネームします。

③被写体を選択

ツール」を選択します。上のオプションバーの「被写体を選択」をクリックすると自動的に人物が選択されます。選択がずれた個所は適宜調整。

④人物を切り抜く

レイヤーパネルの下にある「レイヤーマスクを追加」アイコンをクリック。すると、選択範囲にマスクが適用され人物を切り抜くことができます。

⑤炎を合成しタイムラインを作成

左腕から炎を出したいので、炎の映像素材をフリー素材等で用意します。「無料動画素材炎」などの検索ワードで探してみよう。今回は炎が噴き出して消えていくだけの素材を選びました。「ウィンドウ＞タイムライン」でタイムラインパネルを表示。ビデオタイムラインを作成ボタンを押します。「ファイル＞埋め込みを配置」で動画素材をPhotoshopに読み込むことができます(レイヤー名「Fire」)。

Point

読み込んだファイルは通常の画像の様に変形などの編集をすることが可能。素材に背景がついている場合は行程のようにクイック選択ツールなどで切り抜こう。

コスプレシネマグラフの作り方～炎を動かす～

①明るさや色を調整

「イメージ＞カラー補正＞トーンカーブ」等で写真とマッチするように明るさや色を調整します。

②ループ素材を作る

素材がループするようにしてきます。まずレイヤーパネルでFireを複製。タイムラインウィンドウでFireレイヤーの青いマーカーを真ん中に移動させ、ハサミマークをクリックして2つの素材にわけます(レイヤー名「Fire_前半」「Fire_後半」)。その2つをさらに複製して前半と後半をマウスドラッグで入れ替えて配置します(レイヤー名「Fire2_後半」「Fire2_前半」)。こうすることで炎がなくなる部分を補い合い、常に炎が出ているループ素材を作ることができました。

③炎をフォルダをまとめる

炎の素材をレイヤーパネルで1つのフォルダにまとめておきます(フォルダ名「Fire」)。

コスプレシネマグラフの作り方 〜スモークを入れる〜

①スモーク素材を配置

次に冷気を炎と同じく配置します。フリー素材等で煙の動画を用意します(レイヤー名「smoke」)。
冷気は人物の後ろにもくもくと立ち昇らせたいので、タイムラインウィンドウで「front」と「back」の間に「ファイル＞埋め込みを配置」でsmoke素材を配置します。

②同じ手順でまとめる

冷気の作業も炎と同じく行います。トーンカーブで色を馴染ませ、炎と同様の手順でループの設定を作ります。できたら冷気のレイヤーもフォルダにまとめておきます。(フォルダ名「smoke」)

③最前にもスモークを配置

冷気が後ろだけでは少し不自然なので、透明度を下げたsmokeを最前に配置し足元に少しかかるぐらいに位置を調整します。

④形式はGIFで完成

「ファイル>書き出し>Web用に保存(従来)」から保存します。形式をGIF、ループ数が無限になっていることを確認し書き出して完成!

完成
燃える炎と凍てつく冷気