一手間でクオリティアップ！【もみあげ】を作って自然なコスプレウィッグに！

ヘアスタイルによっては剃り上げたり形を整えるなど美容的に手を加えられやすいパーツ【もみあげ】。
キャライラストによりヘアスタイルは様々だけど、男装ならこのパーツひとつで印象が変わるよ！

横顔写真の雰囲気もかなり変わるので作り方を覚えておいて損なし！

COSPLAY MODE Jul.2018

【もみあげ】とは？

耳脇毛と呼ばれていた部分がなまって「もみあげ」「もみさげ」と呼ばれるようになった、耳のすぐそばの顔側に生えている髪の毛。

コスプレウィッグではあまり意識されることがない部分だが、あるかないかで印象も大きく変わってくる。
特に男性ウィッグのように、短いウィッグの場合は地毛が見えてしまって不自然になってしまったり、テーピングが見えやすくなってしまう場合もあるので作っておくと見栄えがかなり変わる。

男性のもみあげ

体質によるが、耳前のもみあげの毛穴がヒゲの毛穴に延長している場合もあり、生理学的には女性より広範囲にもみあげが存在する。
ショートカットの場合目につきやすく、散髪時やひげ剃り時に剃ってなくしてしまったり逆三角型に整えたり、ヒゲと一緒に伸ばすなどコーディネイト対象になる。

女性のもみあげ

男性と比較して毛穴が少なく、毛質も柔らかめのものが生える。
体質によるが、耳穴より上の範囲で頭髪と一緒になってしまう程度の薄さ。
特に耳にかけたり結い上げるヘアスタイルでなければ、もみあげはそのまま気にされない場合がほとんど。

ウィッグのもみあげはどうすればいいの？

ウィッグを装着したとき、耳前に延長しているパーツの下部から生えている毛を、もみあげに見立てて短くカットする。
女性キャラの場合はそれで十分だが、男性キャラの場合は毛量が足りなかったり毛穴を想定する位置が高すぎたりしてデザインに近づけない場合も。

そんな時はもみあげパーツを製作してみよう！

もみあげパーツを作ろう

ばんそうこうとウィッグをカット

ばんそうこうは表面が布っぽい素材で肌色のものをチョイス。
左右対象に前下がり斜めカット。
ウィッグも3cm程度の長さにカットしておく

ボンドで植毛

ばんそうこうにボンドを塗布。
カットしたウィッグの繊維をまんべんなく散らしながら貼る。
下段から上段へ徐々に植毛していく。ばんそうこうの境目を隠すように、毛先は外ハネ気味に散らして。

はみ出しをトリミング

ボンドが乾いたら、はみ出しすぎた毛先をカットして形を整える。
何度かコスする予定なら、ウィッグの余り毛があるうちに作り置きしておこう。

完成

ウィッグを装着したら、正面から顔を見て、左右バランスが取れる位置にもみあげパーツを貼る。
テーピングが剥がれやすい肌質の人は、ばんそうこう下の化粧を取っておいたほうが、テーピングと同じで持ちがよくなる。
地毛は剃っておいたほうが剥がす時辛くない。

便利アイテムを活用しよう

もみあげパーツを製作するにあたって便利なアイテムを紹介しよう！

肌に合わせて自由自在！生え際パーツ

もみあげの幅、長さに合わせてカットするだけ！
簡単綺麗にもみあげを作ることができる

地毛は貼って隠しちゃおう！貼れるウィッグパーツ

裏が粘着地になっているため、直接肌に貼ることもできる。
ただ粘着力は少し弱め。

半透明シールを密着!半透明シート毛束

肌になじみやすい半透明シートがキワにあるタイプの毛束。写真加工も◎

便利な生え際パーツで漢もみあげ

ウィッグショップで販売されている生え際パーツ。
本来はウィッグをオールバックにしたときなど肌の境目を隠すパーツだが、短くカットして耳前に貼ればもみあげパーツに変身。

幅を検討する

ウィッグに重ねてもみあげの長さと幅を検討する。肌に貼るレースの部分はギリギリまでカット。

メイク用のりで肌に貼る

ウィッグを装着したら正面から顔を見て、左右バランスが取れる位置にもみあげパーツを当てる。
位置が決まったらつけまつげ用のりや二重のりなどを肌に塗ってパーツを貼る。
地毛は剃っておいたほうがきれいに貼れて、剥がす時辛くない。

もみあげの作り方まとめ

ショートカットの男性キャラのコスをする時、横顔の資料もチェックして、耳前はどのあたりまでもみあげが進行しているか確認してみよう。
この数センチのパーツ追加で男前が上がり、男装クオリティがぐんとアップ!あとで画像加工するにも、イベント会場では他人から横顔を見られていることのほうが多いよ。
しっかり作り込んで360°OKな男装ウィッグスタイルにしよう!